880: 1/2 2012/04/08(日) 00:18:08.74 ID:T3oUq0ht
付き合い始めてすぐ、彼の自宅に誘われた。
遠慮しても「母が御馳走したいと言ってる。」と譲らない。

彼父は彼が高校生の時に亡くなり、彼母が女手一つで彼たち兄弟を育てたあげたという話を聞いていた。

息子べったりで「息子ちゃんが付き合うのは自分が気に入った人でなきゃ許しません!」なのかと思った。
そういう人なら早めにわかった方がいいと判断し、彼宅を訪問した。


話してみると彼母は率直で快活で感じのいい人だった。 
嫌味を言ったりこちらを値踏みしたりなど、事前に心配したようなことは一切なかった。 
ほっとして気分もほぐれたころ三人で夕食となった。とても美味しいステーキだった。 

私 「おいしいですねェ、こんなにおいしいお肉は初めてです」 
彼母「喜んでもらえてよかったわ、たくさん召し上がってね」 
彼 「なんかいつもと肉の味が違うような」 
彼母「わかる?これはね、県の品評会で優勝した牛のお肉なんですって。 
   肉屋さんでもいつでも手に入るわけじゃないそうよ」



881: 2/2 2012/04/08(日) 00:21:05.97 ID:T3oUq0ht
優勝しても種牛になれず肉になっちゃうのか、
きびしいななどとぼんやり考えていると、 
彼が明日もこの肉を食べたいと言い出した。 

彼 「だから、今から行って明日の分買ってきて」 
私 「えっ?」 
彼母「ホホ、明日の分はまた明日買えばいいでしょ」 
彼 「売り切れたらどうすんの、もう入荷しないんでしょ」 
彼母「心配しなくてもすぐ売り切れたりはしませんよ、オホホ」 
彼 「そんなのわかんないじゃん、今行けばあるんだから行ってよ」 
私 「ちょっと、食事の最中にそんな」 
彼母「いいんですよ、気にしないで、ホホ、ごめんなさいね、すぐ戻りますから」 

予想外の展開に呆然としながら、とんでもない人と交際を続けるところだったとぞっとした。 
彼母は聡明な感じだったのになぜあんな息子が育ったのか不思議でたまらなかった。 



882: おさかなくわえた名無しさん 2012/04/08(日) 00:26:54.26 ID:H4KPKyQY
こわっ 
彼母、陰で殴られてないだろうな…



883: おさかなくわえた名無しさん 2012/04/08(日) 00:33:51.59 ID:/awN3zqB
「明日も食べたい!飯食い終わったら俺が買ってくる!」 
ならまだ微笑ましいんだがな。



884: おさかなくわえた名無しさん 2012/04/08(日) 00:39:47.83 ID:l9k8XjLI
母ちゃんかわいそ



887: おさかなくわえた名無しさん 2012/04/08(日) 01:20:03.83 ID:jYFWAD9W
あまやかしちゃったんだろうなあ。




百年の恋も冷めた瞬間!★130年目
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